愛と訓練のワーネバブログ「愛と訓練のワーネバ劇場」の出張ブログです。

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ぐうたらジャム国・PCロア編、その22 00:00
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    4代目ロア編、その22です。
    *

    年が明けて540年になりました。

    1日。
    ミダ杯の大会の組み合わせを確認してくると、シャーリーが神殿のほうから出てくるのを見えました。
    もしかして、と思って少し声をかけてみます。

    シャーリー
    「あら、ロア君。あけましておめでとう」
    ロア
    「あけましておめでとうございます。神殿に用事があったのは、もしかして…」
    シャーリー
    「ええ、娘が成人したの」
    ロア
    「やっぱりそうだったんですね、おめでとうございます」

    ありがとう、と嬉しそうにシャーリーは言いました。
    知識のメダルも貰ったのよ、と誇らしげです。

    シャーリー
    「だけど、もう成人だなんて本当に早いものだわ」
    ロア
    「そうですねぇ」
    シャーリー
    「ロア君のところの子供達もすぐに大きくなっちゃうわよ。だから、今の内に与えられるものは全部与えておあげなさい」

    そう言って、シャーリーは旦那さんと一緒に帰っていきました。

    確かにベルカナの成長を見ていると、その物事の吸収の早さに感心してしまいます。

    ロア
    (シャーリーさんのいうとおりだな)

    とロアは思いました。


    翌2日。
    仕事始めで、ストークと顔を合わせたら、雰囲気が違っていてビックリしました。

    ストーク
    「どうかした?」
    ロア
    「…いや、服が変わると随分違って見えるものなんだなーって」
    ストーク
    「男前っぷりが上がったって?」

    ストークは顎に手を当てて、相変わらず調子の良いことを言っています。
    ロアはため息をつきます。

    ロア
    「別にそうは言ってません」
    ストーク
    「冗談でも、そうですね、ってくらい言ってくれたっていいのに…」
    ロア
    「言いません。…それよりも、ストークさんってフェイズさんと似てるって言われたことありません?」
    ストーク
    「フェイズ? ああ、ジマショルグ長さんのこと?」
    ロア
    「はい」
    ストーク
    「そういえば、数回、あったかな。あの人、父さんの従弟だし、一応血は繋がってるんだから、似てる部分はあるんじゃない?」

    …似てる、というか、本当にそっくりです。
    これまでも似てるかな、と思ったことは何度かありましたが、ストークが年を取ってフェイズと同じ服を着ることになるようになって、これだけそっくりなことにロアはようやく気付いたのでした。


    *

    時は過ぎて11日。
    ミダ杯の決勝戦を見て、家に帰ると、エオローがベッドから起きて、ベルカナと一緒に話をしていました。

    ベルカナ
    「おかえりなさい!」
    エオロー
    「おかえりなさい!」

    仕草がベルカナと同じです。どうやらベルカナを真似ているようでした。

    愛らしく思いながら、早速、将来の夢を聞いてみると…

    エオロー
    「ショルグ長になるの!」
    フッラ
    「活発な子みたいですね」
    ロア
    「ああ」

    それにしても。
    ずっと遠い祖先にこんな感じの顔の女性がいたような気がしてなりません。
    ひどく懐かしい感覚です。

    (ていうか、ちちちちちちチューカさん…! チューカさんだ!
    チューカさんだよ、わーわーわー!←大興奮
    調べてみたら、実際にロアの7系の顔はチューカさんから継がれている可能性が高くて、尚嬉しすぎます…!
    万歳…!)

    それから、朝になり、仕事場に行くとストークが声をかけてきました。

    ストーク
    「あ、ロア、おはよう。聞いたか?」
    ロア
    「おはようございます。何をですか?」
    ストーク
    「今朝、シャーリーさんの旦那さん、亡くなったって」
    ロア
    「えっ?」

    ビックリしました。
    そういえば、昨日、誰かが危篤になったとの報せを聞きましたが、それが、まさかシャーリーの旦那さんとは思わなかったのです。

    ロア
    「まだ娘さんが成人したばかりだったのに…」

    次の日、仕事にやってきたシャーリーさんに声をかけました。

    ロア
    「シャーリーさん、この度はご愁傷様でした。お葬式、行けなくてすみません」
    シャーリー
    「ううん、いいのよ。ちょっと急だったものから、私もビックリしちゃって、実感がなくて…」

    そう言うシャーリーの顔はひどく疲れた様子でした。
    近しい者の死は、ロアも幾度となく経験をしています。
    きっと昨晩は眠れなかったのでしょう。

    いつでも気風の良かったシャーリーの、元気のない姿を見るのは辛いものです。
    一日でも早く、シャーリーの悲しみが少しでも晴れる日がきますように、と祈らずにはいられません。




    その翌日。
    シャーリーさんは来るだろうかと思い、入り口を見張っていると、なんとベルカナが男の子を連れて、バハへとやってきました。

    ロア
    「!?」

    そのあと少しその男の子と話をして、ベルカナは行ってしまいましたが、ロアはあの子達から目が離せませんでした。


    あ、あの子はいったい誰なんだ…!?


    …と、ロアは妙な気持ちというか複雑になりました。



    家に帰ると、様子の違うロアに気付いたフッラが声をかけてきました。

    フッラ
    「ロアさん、どうしたんですか?」
    ロア
    「いやちょっと、ベルカナが男の子と一緒にバハに来ててさ…」
    フッラ
    「あら…」

    まあ、とフッラはロアとは逆に嬉しそうに笑っています。
    …やっぱり男女で思うことに差があるものなのでしょうか。

    親の知らないところで、子供も様々な人間関係を築いているものなのだな、と思いました。


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    | ぐうたらジャム国 | comments(0) | - | posted by ルシマ - -
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