愛と訓練のワーネバブログ「愛と訓練のワーネバ劇場」の出張ブログです。

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ぐうたらジャム国・PCロア編、その21 00:00
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    4代目ロア編、その21です。
    *

    539年の続きです。

    アトルがランチェスカと婚約を決めた17日、ロアのBリーグでの初試合でした。
    よし、と気合を入れていると、ロアの応援席に思わぬ人物がいて、ビックリしました。

    試合後に、その人に声をかけました。

    ロア
    「ストークさん、珍しいですね。どうしたんですか?」
    ストーク
    「ロアの試合を見たことなかったから、どんなものかなって偵察がてらね」

    そういえば、ストークもコーク所属なのです。

    ストーク
    「で、今の見て、ロアとショルグもウルグもかぶったのってもしかしたら不幸かもしれない、って思ったよ」
    ロア
    「え?」
    ストーク
    「あ、褒めてるんだよ?」
    ロア
    「あ、ありがとうございます…?」
    ストーク
    「別に僕はウルグ長だのショルグ長だのにあまりこだわってないしさ。だけど、さっきの試合を見ていたら、少しくらい頑張ってみようかな、と思ったんだ。うん、少しね」

    ストークが自分に触発されて本気を出してくれたら、それはそれで張り合いがでそうな気もします。
    ストークが持っている素質は悪いものではありません。


    この後、ストークは21日にもロアの試合を見に来ました。

    …今度は相手選手の応援をしていましたが。

    ロア
    「…」
    ストーク
    「そうすねるなよー。今度は応援してあげるからさ」
    ロア
    すねてません

    ははは、とストークは笑っています。
    ったく、何言ってるんだろうな、この人は。

    この年、ロアの成績は3勝1敗でした。


    *


    23日。
    先日、自分の試合の組み合わせの確認をしていた時に、掲示板でフェイズのリーグ試合の日だと知ったので、観に行くことにしました。
    そういえば、リーグ戦を観に行くのは初めてです。

    この日は、たまたま先日のジマ杯での試合と同じ、伯父ラタムと対決していました。
    そして、これまた今年のジマ杯の時と同じように、勝ったのはラタム。
    実は16日からのイム争奪戦でもラタムは勝ちあがっていて、調子が良いようです。
    (そして、その後、イム争奪戦で優勝しました)

    フェイズは負けてしまいましたが、全然悔しそうではなく、試合後、ラタムと笑顔で話をしていました。


    翌24日。

    朝、フィロが大通り南で佇んでいるのを見ました。
    どうやら待ち人のようです。
    恋人のピエラとデートかと思ったら、フィロの元へとやってきたのは別の女性でした。

    ロア
    (あの人は確か…)

    いつだったか、フィロが試合後に見ていた女性です。

    ロア
    (あの人、人妻じゃ…?)

    その後、二人は港のほうに歩いていってしまいました。

    ストーク
    「ヒルナー・イーグルさんだね」
    ロア
    「わっ!」

    後ろからぬっと現れたのは、ストークです。

    ストーク
    「確か、今年の中ごろに旦那さんを亡くしてた気がするよ、あの人」

    ああ。
    ということは、人妻ではないのか。
    そのことにほっとしつつも、それでも、なんだか釈然としないものを感じてしまったのでした。

    …それにしても、ストークはいつもこんなふうに大通り南で張り込んでいるのだろうか。
    それなら、あの情報の早さも納得できるというか。


    *


    25日。
    先日婚約したアトルとランチェスカの結婚式だったので、参列しました。
    参列者の祝福の言葉に、アトルは照れくさそうにしていました。
    姓はランチェスカ側の「ファンク」です。

    式には勿論兄であるフィロも参列していて、先日のことを訊ねてみようと思っていたのに、式が終わるとすぐにそこからフィロの姿はなくなっていました。


    ――翌日、再びフィロとヒルナーがデートしているのを見ました。

    夕方、ようやくフィロが掴まったので聞いてみることに。

    フィロ
    「…ヒルナーのこと、好きだったんだ、ずっと」

    そう小さく答えたフィロはいつになく真剣な眼差しをしていました。

    フィロ
    「彼女によく似たピエラをかわりにしてたようなものだよ」
    ロア
    「だけど、そんなことさ…」
    フィロ
    「うん、義姉さんに怒られたよ。――そんなこと、分かってたし、罪悪感だって感じていたさ。だけど」

    ロアも、フィロの気持ちが分からないでもありませんでした。
    きっと彼女は、夫を亡くしてしまい、その悲しみに耐えられず、ずっと自分に好意を持っていてくれたフィロに甘えてしまい、声をかけたのです。
    ――そして、それにフィロが応じたのでしょう。
    ずっと片思いしていた相手からアプローチされれば、心が動いてしまうのは当然のことなのでしょう。

    けれど、きっとフィロはピエラのことも大切に想っていたのは確かです。
    でなければ、以前にエナコンで見たように、彼女とのデートを優先して、彼女を夜まで待ち続けるなんてしなかったはずです。
    悩んで、迷って、フィロはヒルナーの手を取ったのだ、と。
    ロアはそう思いました。

    フィロ
    「彼女、体が弱いんだ」
    ロア
    「え?」
    フィロ
    「子供もまだ成人してないし、できるなら力になりたいんだ」

    今回のことは、何よりも、ずっとマイペースにのんびりやっていたと思ってばかりいたフィロが、こんな気持ちをずっと抱えていたことに少なからずショックでした。

    ジュリア
    「だけど、私、どうしたって許せないよ…」

    それからジュリアに会いましたが、珍しくジュリアは怒っていました。

    ジュリア
    「他の人のかわりだなんて。妹のこと、いったいなんだと思ってるの…!」

    ロア
    (…人の心って、難しいもんだよな…)



    けれど。

    これからずっとずっと先のこと、遠い未来に。

    彼らの子供たちが結婚し、孫が誕生し始める頃。
    ジュリアとフィロは、互いをその人生の最後の恋人に選ぶのです。
    そのことを今、ロアは勿論のこと、当の二人ですら思いもしなかったことでしょう。


    *


    年末の30日。
    フッラとデートしました。
    昨年はストーク夫婦と一緒になりましたが、今年は兄カロン夫婦と一緒になりました。

    今年も思い起こすといろんなことがありました。
    2人目の子供の誕生、アトルの結婚、フィロのこと。

    そして、何年かぶりにフェイズがジマショルグ長の服を着込んで歩いているのを見かけました。
    その姿は、成人して間もなく見たあの姿と同じように、誇らしげでした。
    3勝1敗だったロアは、Bリーグに残留という残念な結果になってしまいましたが、そんなフェイズの姿を見て、来年こそはと意気込んだのでした。


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