愛と訓練のワーネバブログ「愛と訓練のワーネバ劇場」の出張ブログです。

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ぐうたらジャム国・PCロア編、その17 00:00
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    4代目ロア編、その17です。
    *

    538年です。

    今年はコーク杯が行われる年です。
    試合の組み合わせを見に行くと、前回優勝者のところにちゃんとフェイズの名前がありました。

    ロア
    (観に行かないとな)

    ロアの中であの人の存在がどんどん大きくなっているようでした。


    4日。
    昨年Dリーグに上がっていたフッラの試合だったので、応援に行きました。
    …残念ながら敗れてしまったのですが。

    フッラ
    「折角ロアさんが応援してくれたのに…負けてしまいました…」
    ロア
    「次、頑張ればいいんだよ」
    フッラ
    「はい…。…あ、そういえば」
    ロア
    「ん?」
    フッラ
    「前から聞こうと思ってたんですが、ロアさんはやっぱりショルグ長を目指しているんですか?」
    ロア
    「そうだね、なれたらいいな、と思ってるよ」
    フッラ
    「頑張ればきっとなれますよ…! だって、ロアさん、いつも頑張ってるもの。私、何もできないけど、ロアさんのこと応援してます。勉強して、美味しいもの、たくさん作りますから」
    ロア
    「うん、ありがとう。すごく嬉しいよ」

    フッラのこの年の戦績は1勝3敗でした。

    9日。
    Cリーグでの初試合で初のKO勝ちを決めました。
    フッラや兄弟の応援のお陰でしょう。

    それから、夕刻。
    子供誕生のため、仕事を早めに切り上げて、家に帰ると、フッラが家の中を落ち着かないようすで、歩き回っていました。

    ロア
    「大丈夫?」
    フッラ
    「ロアさん…」

    初めてのお産ということもあり、ロアにもフッラの不安が伝わってきます。
    やがて、巫女さんがやってきて、出産が始まりました。


    ロアはひたすらフッラを励ますことしかできません。



    ――そして、大きな産声が上がりました。

    巫女さんが女のお子さんですよ、と伝えてくれました。
    名前は前々からフッラと一緒に考えていた「ベルカナ」にしました。

    ロア
    「お疲れ様、フッラ」
    フッラ
    「…ロアさん…」
    ロア
    「よく頑張ってくれたね、ありがとう」
    フッラ
    「はい…」

    フッラは涙ぐんで微笑みました。

    夜が明けて、10日。
    早速、兄弟達が子供誕生の報せに自宅へと駆けつけてくれました。

    カロン
    「俺のところと同じ女の子かー。お、青い目してる。フッラちゃん似なんだな」
    ジュリア
    「ロア君、おめでとう! 名前はなんていうの?」
    ロア
    「ベルカナっていうんだ」
    ジュリア
    「ベルカナちゃん、セピアやロージーと仲良くしてくれるかな?」
    フィロ
    「可愛いね」

    そう言って、フィロは笑顔でベルカナをあやします。
    そういえば、フィロにはまだ恋人がいません。
    ロアとカロンが結婚し、魅力王1位は現在はフィロになっています。
    (ただ、昨年のミスタープルトは別の人だったのですが)
    そのことを訊ねると

    フィロ
    「そうだね、そろそろ考えた方がいいかな?」

    と言いました。
    フィロのマイペースさは相変わらずのようです。

    その後、ストークやシャーリーほか、たくさんの人にお祝いの言葉を貰いました。


    *


    子供が誕生した10日の夜、コーク杯の決勝が行われました。
    昨年末評議長に就任したリリーナと、前回優勝者であるフェイズの試合です。
    フェイズは素早い動きでメニスカスレイを何度も決めて、88対255でKO勝ちで2度目の優勝を果たしました。

    ロア
    (すごい…!)

    2度の優勝を納めたフェイズはこれで「剣豪」の称号を得ることになります。
    コークショルグ員であるロアにとって、剣豪の称号を得るのは名誉あることです。
    それをジマショルグ員であるフェイズが果たしたことに、素直に感動しました。

    ロアは試合後のフェイズに声をかけました。

    ロア
    「優勝おめでとうございます! 凄いですね…! 2度も優勝するなんて!」
    フェイズ
    「いや、まだまだだよ。何度も大会で優勝している人もいるしね。今日戦った議長さんもそうだし、リカリアさんだってそうだった」
    ロア
    「でも、俺、めちゃくちゃ感動しました…!」
    フェイズ
    「…そうか。ありがとう」

    フェイズはコーク杯のトロフィーと賞金を抱えて、帰っていきました。
    …だけど、先ほどのフェイズの言葉に、その後ろ姿に、僅かな戸惑い、迷いが見られたのを、ロアは気づきませんでした。

    ロア
    (…やっぱり、フェイズさんは強い。いつかあの人と同じ舞台で闘いたい…!)

    強くなろう。

    ロア
    (まずはAリーグ入りを目指そう)

    そう心に誓ったのでした。


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    | ぐうたらジャム国 | comments(0) | - | posted by ルシマ - -
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