愛と訓練のワーネバブログ「愛と訓練のワーネバ劇場」の出張ブログです。

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ぐうたらジャム国・PCロア編、その10 00:00
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    4代目ロア編、その10です。
    *

    536年の続きです。

    6日。
    仕事を終えてから自宅に戻ると、フッラが訊ねていて、母リカリアや兄達と和やかに話をしていました。

    フッラ
    「あ、ロアさん、お帰りなさい…」
    ロア
    「う、うん、ただいま…」

    なんだか彼女にそんなふうに言われると、まるで夫婦のように思えてドキリとしてしまいます。
    って、何考えてるのか、俺は。
    何しに来ていたのかと訊ねると、母に分からないことを聞きにきていたようです。

    フッラ
    「私はこの辺で帰りますね。議長さん、ありがとうございました…」
    リカリア
    「気にしないでもいいのよ。あなたのような可愛いらしいお嬢さんなら、何でも教えてあげるわ。手取り足取り、ね(手を取って)」
    フッラ
    「え…?」
    カロン
    「母さん、その悪癖なんとかしろって; ソレ、前にファンクさん(ランチェスカ)にもやってたろ。あの子、引いてたぞ…。おい、ロア、ブラッドさんを家まで送ってってやれよ」
    ロア
    「あ、そうだね」
    フッラ
    「あ、私は一人でも…」
    カロン
    「夜の一人歩きはよくないよ、ブラッドさん。こいつに送らせてやって」
    フッラ
    「は、はい…」

    兄は、どうやら気を遣ってくれている部分もあるようです。
    …こういう部分が、女性にモテる理由なのかもしれません。

    自宅を出て、フッラの家に送ります。

    ロア
    「もう生活には慣れた?」
    フッラ
    「あ、は、はい…」
    ロア
    「なら良かった。仕事はどう?」
    フッラ
    「はい、凄く楽しいです…」
    ロア
    「リムだったよね。海が好きなの?」
    フッラ
    「はい、両親が群島の生まれでいつも船で海に出ていたって…あ、私自身は、そこに住んでいたわけではないんですけど…だけど、その話を聞いて育ってて、祖国ではいつも海を見に行ってて…それで、海を眺めるのが日課になってて――」

    思い出話をするフッラは緊張を解いていて饒舌で、表情が明るいです。
    それは、これまで見せてくれた彼女の姿のどれよりもずっと魅力的に感じます。

    フッラ
    「お父さんが、ああいう仕事をしてて、それで私もって…、…、あ! 私ばかりお話を…!」
    ロア
    「気にしないで続けていいよ。話、聞きたいんだ」

    フッラは少し照れくさそうにした後、話を続けました。
    暫くしてから、彼女が足をとめて、家を指差します。

    フッラ
    「――あ、家はここです」

    彼女はバハ区西に家を貰っていたようです。

    フッラ
    「送って下さってありがとうございました」
    ロア
    「うん、それじゃあまた」
    フッラ
    「はい、おやすみなさい…」

    *

    翌7日。
    この日、リーグ戦での初勝利を上げました。

    ロア
    (…よし)

    ロアは気分が盛り上がったところで、あることを決意して、フッラの元へ向かいます。
    大通りに出たところで、仕事場へ向かう彼女の姿を見かけました。

    ロア
    「フッラ!」
    フッラ
    「…え? あ、ロアさん。こんにちは、何かありましたか…?」
    ロア
    「うん、こんにちは。ええと、その…」
    フッラ
    「…?」
    ロア
    「(意外と、ドキドキするもんだな…)…明日、港に遊びに行こうか?」
    フッラ
    「港に…?」
    ロア
    「ほら、海、好きだって言ってたから、どうかなと思ったんだけど…」
    フッラ
    「…あ、は、はい…」
    ロア
    「えと、いいってこと、かな?」
    フッラ
    「はい…」
    ロア
    「うん。それじゃ、明日、大通り南で待ってるから」
    フッラ
    「分かりました…」

    そう言ってフッラは仕事があるから、とリムのほうへ向かいました。
    ロアも心の中でガッツポーズをすると、仕事へ向かいます。


    *


    ストーク
    「ねえねえ、ロア。さっきの見てたよ」

    ロアの後ろからぬっと現れたのはいつもの如くストークです。

    ロア
    「…そうですか(黙々と仕事している)」
    ストーク
    「ふむふむ、やっぱり彼女が例の娘だったんだねぇ。思った通りだ」
    ロア
    「…良かったですね(仕事を続けてる)」
    ストーク
    「…。ちぇ、なんだよ、今日は反応薄いなぁ。ちょっと淋しいぞ」
    ロア
    「ちぇ、じゃないですよ。手を動かしましょうよ。仕事中なんですから」
    ストーク
    「…そうか、上手くいってるから、怖いもんなしなんだな? 後で覚えとけよー(持ち場に戻る)」
    ロア
    (ストークを横目に見ながら)(…いい人、のはずなんだけどなぁ)

    ふと仕事をしている反対側に目を向けるとシャーリーさんが笑っていました。


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