愛と訓練のワーネバブログ「愛と訓練のワーネバ劇場」の出張ブログです。

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ぐうたらジャム国・PCロア編、その9 00:00
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    4代目ロア編、その9です。
    536年の続きです。
    *

    2日。
    フッラと出会ったらなんとかフォローだけはしておかないと、と思いつつ、新年祭に向かいます。

    大通りを出たところで、フッラが新年祭に向かう人込みに流されているのを見かけて、駆け寄って手を引きました。
    フッラは飛び上がって驚いてましたが、ロアの姿にほっとして力を抜いたようでした。

    ロア
    「大丈夫?」
    フッラ
    「…はい」
    ロア
    「それならいいんだけど。凄いよね、この人だかりは」
    フッラ
    「はい。…ちょっと、びっくり…」
    ロア
    「その服の色は、ジマだよね? ショルグまで案内するよ」
    フッラ
    「ありがとうございます」

    人の流れが少し緩やかになった後、フッラをショルグまで案内しました。
    その間、フッラはロアよりも一つ年下だという話を聞きました。

    ジマショルグには既にたくさんの人が集まっていて口々に挨拶を交わしていました。
    その中に、どうやらリーグの組み合わせを確認しているらしいジマショルグ長のフェイズの姿も見つけました。

    フッラ
    「えと、あちらの方がショルグ長さん、でしょうか…?」

    フッラが指差したのはフェイズの隣にいたジマナァムのスクレイ・モリタカさんです。

    ロア
    「モリタカさんはナァムと言われる祭司だよ。その隣の同じ服を着た人がジマショルグ長さんさ」
    フッラ
    「え…?」

    フッラが驚いているようです。
    それはそうでしょう。長、というにはまだまだ若い人だったのですから。

    ロア
    「フェイズさんは昨年、六大武術大会の一つであるコーク杯で優勝してる。若いけど実力のある人だよ。武術のことで何か分からないことがあったら、聞けば教えてくれるよ」
    フッラ
    「分かりました。ジマショルグ長さんって凄い人なんですね。ところでロアさんはどちらのショルグなんですか…?」
    ロア
    「僕はコークだよ。ジマの逆側だね」

    そう言って、赤い石畳で彩られたのコークショルグのほうを指差します。
    なるほど、とフッラもそちらを覗いています。

    その時、新年祭を開始します、という声が聞こえました。

    ロア
    「僕もそろそろ行かないと。それじゃあ、また」
    フッラ
    「はい、案内して下さってありがとうございました」

    その後、仕事始めでは彼女に会いませんでした。
    夜に兄フィロが「リムであの子を見かけたよ」と言ってたのを聞いて、別のウルグだということを知りました。

    ショルグもウルグも別で、なんだか少し残念に思います。

    *

    3日。
    昨年訓練を頑張っていたため、昨年末にDリーグに上がり、今日は初試合です。
    残念ながら負けてしまったのですが、また明日は頑張ればいいと、仕事に向かいます。

    その時、右を見たり左を見たり、後ろを振り返ったりしながら歩いているフッラに出会いました。

    ロア
    「こんにちは、フッラ」
    フッラ
    「あ、ロアさん。こんにちは」
    ロア
    「何してるんだい?」
    フッラ
    「はい、いいお天気なのでお散歩してるんです」
    ロア
    「…散歩、なんだ?」

    なんだか写真の印象とは少し違って実際に会ってみるとおっとりした雰囲気の娘ですが、やっぱりおっとりしているようです。

    フッラ
    「はい、道や地理を覚えようと思って…」
    ロア
    「ああ、なるほど。散歩ってそういうことか」
    フッラ
    「ロアさんは何をしてらっしゃるんですか?」
    ロア
    「これから仕事に行こうと思って」
    フッラ
    「ロアさんはどこのお仕事なんですか?」
    ロア
    「僕はバハだよ。フッラはリムだよね?」
    フッラ
    「え、どうして知ってらっしゃるんですか…?」
    ロア
    「リムウルグの兄貴に聞いたんだよ」
    フッラ
    「お兄さん…?」
    ロア
    「真ん中分けの黒髪で、コークの服着た人だよ。フィロっていうんだけど。ちょっとマイペースだから掴まるかは分からないけど、何かあったら聞くといいよ」
    フッラ
    「はい」

    その後、他愛のない話をしてフッラと別れました。

    彼女と話をしているとなんだか和むような気がします。


    *


    ストーク
    「ねえねえ、ロア。さっきの娘は、誰なんだい?」
    ロア
    「うわっ!」

    仕事中に、ロアの後ろからにょっと現れたのは従兄のストークです。

    ロア
    「お、おどかさないで下さい!」
    ストーク
    「もしかして、あの子が例の子かな。婚約者っていう」
    ロア
    「! な、なんで知ってるんですか!?」
    ストーク
    「ちょっと小耳にね」
    ロア
    (あ、兄貴だ…! 絶対そうだ!)
    ストーク
    「だけど、なかなかいい雰囲気だったみたいだね。印象、良かったんだ?(にやにや)」
    ロア
    「からかうのはやめて下さい。…そういえば、ストークさんこそ、ディスティナとはどうなってるんですか? 最近あまりデートしてるとこ見ませんけど?」
    ストーク
    「…おっと、おしゃべりしてるとシャーリーさんが来ちゃうよ。仕事しないとね」
    ロア
    「…調子のいい人だなあ」


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